内視鏡検査を受けるメリットを知りたい
内視鏡検査を受けた方が良いだろう……と感じていても、なかなか腰が重い方もいるかもしれません。「検査は辛くて苦しい」「ちょっと恥ずかしい」「前日からの食事制限が面倒」など、検査に対するネガティブなイメージを抱いている方も多いでしょう。しかし、内視鏡検査を受けることには大きなメリットもあります。今回は代表的なメリットを2つほどご紹介しますから、ぜひ参考にしてください。
内視鏡検査のメリット①:がんの早期発見ができる
内視鏡検査を受ける最大のメリットは、がんの早期発見ではないでしょうか。早期の発見であれば、簡単な治療で寛解することも多々あります。日本における疾患のデータを見てみると、日本人の死因の1位はがんです。二人に一人はがんにかかり、三人に一人ががんで亡くなっているというデータがあります。この身近な病気であるがんですが、がんの細胞そのものに神経があるわけではないため、初期の段階で何かしらの症状があったという方はほとんどいないと言われています。その本人も自覚のないがんを、早期発見できるのが内視鏡検査です。がんはとくに肺に次いで大腸と胃が多くなっていますから、検査を受けるメリットは大きいと言えるでしょう。
内視鏡検査のメリット②:がんの予防ができる
先ほど早期発見ができるとお話ししましたが、定期的に検査を受けていることで、胃がんの場合は内視鏡治療のみで治療できるケースもあります。大腸がんの場合、検査中に大腸ポリープを切除することで予防につながるでしょう。
内視鏡検査のメリット③:リアルタイムで自分の身体の内部を知ることができる
胃の場合、内視鏡検査ではなくバリウム検査でも良いのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし、胃も大腸も内視鏡を用いた検査では、リアルタイムで内部を直接観察することができるため、見落としがより少ない点もメリットです。また、医師から説明を受けながら検査を受けられるため、より自分の身体の状態について知ることができるでしょう。