初めての内視鏡検査。その流れを知りたい
内視鏡検査と聞くと、大掛かりな検査になるのではないかと不安を抱える方も多いでしょう。内視鏡検査は受ける身体の部分によって、流れが若干異なります。事前に知っておくことで、不安や緊張を和らげることができるかもしれません。今回は胃と大腸の、それぞれの検査の大まかな流れを説明していきます。
胃の内視鏡検査の大まかな流れ
内視鏡検査を受けるには、前日の夜から絶食になるため、午前中に行われることが多いようです。予約した検査時間の前に来院し、検査前の準備を行います。準備といってもとくに着替えは必要なく、鼻からの検査を希望する方は麻酔や軽い鎮静剤を使用する準備を行う程度です。そして、準備が終わったらいよいよ胃の内部の内視鏡検査がスタートします。検査時間は大体10分程度で終了するので安心してください。検査終了後はクリニックにもよりますが、1時間程度リカバリールームで休憩します。その後、とくに不快感がないようであれば、そのまま帰宅することになるでしょう。
大腸の内視鏡検査の大まかな流れ
大腸の検査の場合も胃と同じく食事制限が入るため、午前中に行われることが多いでしょう。大腸の場合は検査を受ける前に、下剤の服用が必要です。検査時間の2~3時間前に自宅で下剤を飲むことになりますが、不安な方はクリニックに早めに到着して服用してもかまわないと指導されるかもしれません。自宅で下剤を服用した方は、予約した検査時間の前に来院し、検査の準備をします。大腸の場合は、専用の検査着に着替えることになるでしょう。そして、いよいよ大腸の内視鏡検査がスタートします。検査時間は10~15分程度で終了します。その後の流れは胃の内視鏡検査と同じで、1時間程度リカバリールームで休憩したあとに帰宅する流れです。胃も大腸もクリニックによっては、当日結果が出ることもあります。