内視鏡検査は受ける種類によって検査時間が変わる
クリニックで内視鏡検査を検討している方の中には、所要時間が気になる方も多いでしょう。口や鼻、または肛門からチューブを挿入されるとなると、できるだけ短い時間で終わってほしいものです。今回はクリニックで検査をする方に向けて、事前知っておきたい所要時間をお話ししていきます。
内視鏡検査:胃の検査の場合
胃の内視鏡検査を受ける場合、クリニックの滞在時間は1~2時間程度です。もちろん1時間以上ものあいだ、ずっと内視鏡検査を受けるのではなく、実際に体内にチューブを挿入するのは10分程度になっています。その他の時間としては検査前に麻酔を用いるのならば、その効果が発揮されるまで待つ必要があるでしょう。そして内視鏡検査が終わったあとは、待合室やリカバリールームで休んでから帰宅することになるので、その時間も含まれています。
内視鏡検査:大腸の検査の場合
クリニックで大腸の検査を受ける場合、滞在時間は2~3時間程度です。こちらも胃の検査と同様に、体内にチューブを挿入するのは10~20分程度になっています。その他は検査着への着替えや、鎮静剤の効果が発揮されるまで待機する時間が含まれます。また、こちらも胃の検査と同様に、終わったあとには待合室やリカバリールームで待機してから帰宅することになります。ただし、大腸の検査の場合は下剤を服用する必要があるので、さらにクリニックの滞在時間が延びる可能性もあります。下剤は実際に検査を受ける2~3時間前に服用することなるでしょう。服用する場所は、自宅はクリニックかを選ぶことができるケースが多いようです。初めて下剤を使うので不安だという方は、クリニックで服用することも可能ですから、滞在時間にさらに2~3時間がプラスされます。